意図しなかったけど、あとで見たらおもしろい構図の写真になっていました。この犬、離れているからサイズはわからないだろうけど、実際にはとってもとても大きい犬です。旅行に行く前にちょうど見た映画を思い起こしました。顔つきがそっくりなばかりじゃない、鎖がなかったら間違いなく襲いかかってきていたと思う。
ところでどうしてこの場所に行ったかといいますと、浜辺に向かう道路からはずれて、山あいのねきにぽつんと建っている農家が目に入って、見に行きたくなったからです。今回行ったLanzaroteは町という町が観光用に開発されてしまっていて、町並みは無残なことになっていました。広い道路にパーム、赤茶色に敷き詰められたくねくねとした歩道。ああ、何しにこんなところに来てしまったのか、と我が身の無定見を嘆いていたのでした。そんなこんなでここを見つけたときは、砂漠でみつけた一滴の水かと、でこぼこ道を自転車のサドルを漕いだのでした。
この農家はチーズの直売をしていたんですが、ここで買ったチーズはちょっと硬い感じがしたけど、なかなかのもの、も一度お土産に買おうと、二度目に車で行ったとき、出迎えてくれたのはおなかを空かせて主人の帰りを待っていた二匹の猫と犬の吠え声。かわりに、スーパーで買ったパック入りのものは、べとべとして、似ても似つかぬものでした。
上方、海辺に見える白い骨が累々とかさなってるようにみえるのが、前日通り抜けた無残な町ですが、遠くから小さく眺める分には、きれいに見えるから不思議なものです。
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