2009年9月30日水曜日

ポルチーニ、 いぐちだけ


Cep - Boletus edulis
Originally uploaded by i_noriyuki
 日曜日、バレーボールがなかったので遠征に出かけました。Chobham Commonというところ、ロンドンから電車で40分、Readingに向かう線の途中です。Indian summerがもう半月以上も続くという、ちょっと気持ち悪いぐらい、いい天気が続いていたので、キノコが見られるとは予想していませんでした。写真はうれしい誤算というんでしょうか、Cepと呼ばれる最上の種類を合計700gほど収穫、この日の夕食に化けました。
 一日ではとても歩き尽くせないほどの地域が自然保護区になっていまして、その半分くらいがヒースで埋まっています。残念なことに花の最盛期はとっくに過ぎていて、淡いピンクの花は茶色のさやの中に隠れているようす。6月頃に行けばさぞ写真写りのいい景色だったんだろうな、と、じゃあ来年またこようか、という話に。
 なお、栗ご飯もしっかりいただきました。

2009年9月2日水曜日

歩いて、歩いて、そしてまた歩いて。

 どこを、かというと、クレタ島のとても大きな渓谷です。15キロほどの道のりで、2000メートルを超す山の頂上付近から海辺の町まで。途中、わき水のサービスと休憩所はあったけど、カフェもなし。このあたりは徹底していて、公園内を汚染すまいという努力に妙に感心しました。これが日本であれば、というのはいわずもがなですが。
 さて、その入り口付近の岩肌にへばりついていたのがこれです。最初は昆虫の蛹か何か、あるいは糞?などと思いながらよおおく眺めてみると、あっ縞模様があるじゃないか。遠目にはわからなかったけど、かわいらしい形をしていました。そこで疑問ですが、こんなところでいったい何を食べているんだろう。落石が多いらしく、この岩の周辺は金網で覆った通路になっていて、しっかりその網の上に10センチ角の石が乗っかってました。
 この、落石注意の表示は、そこら中にありまして、危険だから早く歩きなさい、との指示つき。でも、早く通り過ぎろ、といってもあたるときはあたるし、急いでいたのでは景色も楽しめない。同道の人たちは、危険表示のある真下で歓談なさってました。そんなことを思って早足で下りおりていましたが、先頭を切って歩いていた自分たちを遥かに早いペースで追い抜いていった3人組の女性がいました。ヘルメットをかぶり、金属製のストックを手にした、たぶん、公園の職員の方達だったと思います。