どこを、かというと、クレタ島のとても大きな渓谷です。15キロほどの道のりで、2000メートルを超す山の頂上付近から海辺の町まで。途中、わき水のサービスと休憩所はあったけど、カフェもなし。このあたりは徹底していて、公園内を汚染すまいという努力に妙に感心しました。これが日本であれば、というのはいわずもがなですが。
さて、その入り口付近の岩肌にへばりついていたのがこれです。最初は昆虫の蛹か何か、あるいは糞?などと思いながらよおおく眺めてみると、あっ縞模様があるじゃないか。遠目にはわからなかったけど、かわいらしい形をしていました。そこで疑問ですが、こんなところでいったい何を食べているんだろう。落石が多いらしく、この岩の周辺は金網で覆った通路になっていて、しっかりその網の上に10センチ角の石が乗っかってました。
この、落石注意の表示は、そこら中にありまして、危険だから早く歩きなさい、との指示つき。でも、早く通り過ぎろ、といってもあたるときはあたるし、急いでいたのでは景色も楽しめない。同道の人たちは、危険表示のある真下で歓談なさってました。そんなことを思って早足で下りおりていましたが、先頭を切って歩いていた自分たちを遥かに早いペースで追い抜いていった3人組の女性がいました。ヘルメットをかぶり、金属製のストックを手にした、たぶん、公園の職員の方達だったと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿