2012年6月12日火曜日

また、メダカもどき

今回はマヨルカで発見しました。一昨年にギリシャのKOS島で見たものとほぼ同じ種類に見えます。ここは、海水と真水の混ざった用水路で、この写真だけからは分からないでしょうが海辺に面したとてつもなく広い湿地帯をまるごと自然公園にして保護しているところです。観光が産業になっているからとは言え、スペインの行政が積極的にこういう場所の保護に乗り出しているのは見上げたもので、もちろん畑に作り替えたって、たいした農地にはならないだろうけれど、ホテルや商店群に足を踏み込ませていないという点だけでも評価できると思います。
 ところで、こやつら、目が上を向いているからか、人が姿を現すと近寄ってきます。鯉など、人から餌をもらいつけている魚ならいざ知らず、好奇心からか、何なのか、小さい割に、知能は高いのかもしれません。図鑑に目を凝らしていろいろ探したんですが、けっきょく正体は不明のまま、これがカダヤシであるならばアメリカからの侵入者ということになるのかな。地中海地域にはKilifishの仲間はいますが、写真では帯状の縞のある、もっと美しい魚でした。こんなものに関心を持つものはあまりいないようで、観光本の自然紹介にも記載なし。調べたついでに思い出しました、メダカはアジの親戚らしいという記事を以前読んだことがあることを。納得できない話。

0 件のコメント:

コメントを投稿