2012年11月14日水曜日

「ある意味」の意味はありやなしや

Gray's Inn Road by i_noriyuki
Gray's Inn Road, a photo by i_noriyuki on Flickr.
今回も、この頃のネットの書き込みによく使われる言葉のシリーズです。前に触れた「しつかん」のお仲間で、自分の判断を開帳する際に、飾りなしに、言い切ってもいいところを、一呼吸おいて、「ある意味、何とかかんとか…」とやるわけです。その「ある意味」とは何か、というのは聞かないほうがいいんです。どうしてか、というと答えが返ってくるはずがないからで、「ある意味」の意味には中身がない、ないけれど、書き手からすると、「言葉に表されているよりは、少し深い意味で考えているんですよ」、というアピールとして働くし、書き間違いをした場合でも、「その語の意味を全面的に認めて使ったんじゃない」という言い訳もできる。まことに結構な言葉、ということでしょうか。と、ここまで書いて、思いつきました。いっそこれを「無い意味」というのにしたらどうか、という提案です。その方が正直でいいと思うんだけどなあ。自分でさっそく実践しようかな。
 この日曜日は、またぞろ新しく入手したレンズの試し撮りをしに行きました。バス停で待つ間、向かいにある店の跡を写しました。このご時世、窓の閉店セールの跡も、まだ残っていました。

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