九日の早朝、ロンドンに降り立って、その寒さに震えました。昼間25度の世界から、マイナス3度。でも、先週はマイナス5度が続いたというから、文句は言えないか。カナリア諸島も今年は条件に恵まれず、一週間のうち陽射しに恵まれたのはわずか二日で、あとは薄曇りか時に雨に見舞われました。地元の人の話によると、例年にない悪天候で、お年寄りが健康を害しているとのことでした。でもでもでも、午後4時に真っ暗になる世界から、少しでも解放されたのは幸せです。その中で見つけた花径の小さな花を少しだけ写真に撮りました。名前は分かりません。
そして、この風景。
カナリア諸島は、島によって風景が一変し、このFurrteventuraは砂丘と砂浜、そしてごろごろの岩にへばりついた地衣類の緑とオレンジに支配されていました。
海は冷たくて、たぶん20度を切っていたと思います。でも、晴れた日には透明な水を少し楽しみました。浜辺に打ち上げられたおどろおどろしいドククラゲ(日本のカツオノエボシに近いかもしれません。英名はPortugese Man of War。)に戦慄きながらの蛮行。
足でつつきながら、幸運を祈りました。幸い、海の中では出くわさなかったけれど、この日は打ち上げられたものを一日に4つも見つけてしまいました。こいつは、まだ生きていると思う。薄青い色が、なんとも不気味です。大きくなると数メートルになるはず。もしそんなのに海中で出会っていたら、今はみみず腫れの顔で泣き言を言ってることでしょうね。ちがう世界に行ってることかなあ。
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