2009年2月18日水曜日

いつ、ひらく?

きのう、夕食からの帰り道でBlackbirdが鳴いていました。夜11時をすぎていましたが、この後、どうも一晩中鳴いていたようで、朝方メドさんが鳴き声が聞こえるかとしつこく聞いてきました。こちらは眠くて返事はしませんでしたが。Blackbirdというのはたしかに黒い羽をしていて鳩より一サイズ小さく、くちばしが黄色い、見かけ上は何の取り柄もないような鳥ですが、この和訳名はクロウタドリ。つまりびっくりするほど唄が、しかもほかの鳥のまねもできるほど、上手なのです。声もたいへんキレイです。ふだんは公園の木の根元辺りをなわばりにしていて、声とは裏腹にナメクジやカタツムリなどを食しているらしい。まことにありがたい鳥です。

http://www.english-country-garden.com/a/i/birds/blackbird-3.jpg

この鳥がなぜ夜中に鳴き続けていたのか、聞いてみたい気もしますが、とにかく春が近いということなんでしょう。それで、もう一つ、手元にある蘭がいっせいに花芽をつけ始めた、というのは前にも書きましたが、めったに無いことなので写真に撮りました。みんな開花前なので、ちっとも見栄えがしません。























これは勢ぞろいの写真。









Paphiopedilum delenatti(左) とpremulinum(右)









Paphiopedilum villosum? と Phalaenopsis manni









Sedeira japaonica(ナゴラン・左)とBrassiaの交配種(右)










Epidendlum rigidum(左)とOncidium系の複雑な交配種

地味なものばかりですが、ま、開花まであと一月かかるかもしれません。気長に待ちます。

2009年2月6日金曜日

Fuerteventuraで撮らなかった写真

やはり記憶が残っているうちに書き残しておいたほうがいいと思うので、文章にしておきます。島にはたくさんの中国人がいました。女性の方が数が多かったように思いますが、夜暗くなる頃から、街角やレストランの周辺でぴかぴか光るライトのついたスティック状のものを売って歩いていた人たちです。ダンスクラブなどで振り回すようなやつですが、それを買っている人をついぞ見かけませんでした。自分も買いたいとは思わなかったから、一晩に売れる数は限られてたんじゃないか、と思います。いくらで売っていたのか聞いてないから分からないけど、どう考えても一本売って数ユーロにしかならないだろうと思います。店から店へ売り歩いて、出会うひとごとに話しかけてがんばっても、一晩の収入はせいぜい10ユーロあるかないか。もちろん一本も売れなければ収入ゼロ。ホテル代が一日10ユーロ程度で、サンドイッチを一つ買えば5ユーロはかかる。昼間はほかの仕事をしているのかもしれませんね。
印象に残ったのは、日光と海辺を求めて余暇を過ごしに来た人たちとの落差です。本国で働くより、それでも、収入は多いのかもしれない、と考えると、決して悪い仕事ではないのかもしれません。表情は明るくはなかったけど、暗くもありませんでした。たまには海辺でのんびりする時間があったらいいな、と思いました。
なお、日本人は全然見かけなかったように思う。


















Paphiopedilum Maudie
これは残念ながら交配種です。去年買ってから2度目の開花。長持ちします。春を前にして、蘭に次々と花芽がついてきています。今月は一気に10本近く開花するはず。

2009年2月4日水曜日

「だ」について、続き

城田俊の本から教えてもらったことです。この人がどういう人か、よく知らないんですが、ことばの形、つまり、音のことですが、音の形を文法の中心に据えるという考え方の人です。

さて、この人の説では名詞に続く「格助詞」は「が、を、に(補充成分)」をのぞいて全部外してしまい、「の、に(の一部)、へ、と、で、から、より、まで」はすべて「だ」の活用形にしてくくってしまおうというものです。これはこれですっきりしている。その位置づけでは、「で」は「だ」の接続形(主に接続成分を作る)および汎用形(ほかの語とくっついていく形)ということになって、先の問題は「解決」されることになる。さて、どうなんでしょうか。場所を表す場合などを「状況語」として別枠にしておいて、接続形と分けておくというのが無難なような気がしています。
もひとつ納得できないと思うのは、名詞の扱いで、名詞と「形容動詞」の語幹部分(城田の用語では状詞)を機能的な体言と用言に分けるところです。名詞が主格などの補充成分になるときには別語扱いし、述語としてはたらく場合には、語彙的な意味の違いしかないんだから、区別する必要はないんじゃないか、と思います。

「形容動詞」(状詞) きれい-だ。 きれい-になる。 きれい-である。
名詞         宝=だ。   宝=になる。   宝=である。

と並べてみたら、そのはたらきに違いがあるとは思えませんが、どうなんでしょうか。



















続いて咲いたCoelogyne cristata v.albaです。先に載したものと同じ種だけど、リップの部分が黄色でなくて白いのが特徴。

2009年2月2日月曜日

学校も休み、仕事も休み

郵便配達も休み、でもこれは困る。雪の写真の続きです。

お昼の仕事がなくなってすることがないので、街に出ました。
これは、家の角をまっがったところの店先。


















Lams Conduit Streetというちょっとおしゃれな通りがすぐそこにあるんだけど、自転車屋の人たちが店先で雪投げをしてました。この後、一人は店に飛び込みドアを閉め、もう一人は締め出し。



































羊が厩舎から出てました。


















閉まってる公園のフェンスを乗り越えて、中で雪だるま。
ショッピングセンターでも大人が雪投げではしゃいで、ガードマンが雪を投げるな、と注意して回ってましたが、誰も聞いてなかったね。


















18年ぶりの雪!

昨日の夜からメドさんは興奮して、何度も窓の外をのぞいてました。はじめうっすらと覆っていたものが、床につく頃には真っ白に。夜中に目が覚めてトイレに行ったとき、自分も起き出して10センチ以上はあるな、と確認して安心。朝起きたときの様子がこれです。まずは、窓からの眺め。


















そして通りです。車の屋根にもフェンスにも、資源ごみ回収の車は来ないかもしれないなあ。夜中に出された袋は雪にうずまっていました。



















空港は閉鎖、ロンドン市内のバスは全部ストップしました。地下鉄も動いているのは少しだけのよう。さてさて、今日は仕事があるのかな?でも、こういうときに真っ先にすることは決まってますね。

2009年1月16日金曜日

「だ」と「で」と「に」

 日本語オンラインというサイトに文法についての投稿をしました。年末から年明けに何回か。そこで考えたことが、すっきりしなかったので何冊か本を読み直すことにしました。「日本語形態論」(城田俊)、「ボクハ ウナギダ」の文法(奥津敬一郎)ほかで、そこに書いてあったことが、先の投稿の際に考えたことと重なっていたのでメモをします。これはたんに、前に読んだことが頭の隅にあったというだけかもしれませんが。

 いわゆる助動詞の「だ」(指定とか断定のそれと呼ばれている)と、格助詞とされる「で」についてです。投稿した件は、次のような、接客業の場で最近よく聞かれるようになった表現に関するものでした。

 「ロイヤルミルクティーでお待ちの客様!」

 問題は、「ロイヤルミルクティーで」ではなくて、「ロイヤルミルクティーを」なら、「待つ」との論理的な関係が理解できるが、どうして「で」が使われているか、その意味は何か、という問題でした。その場の結論的なものは、「格助詞『で』」の用法中、「様態」ないし、「目的・理由」を表すものだ、というのでした。
 しかし、この「様態」とか「目的・理由」などと呼ばれるものがはたして動詞と結びつく「格」と呼んでいいのか、というのが疑問であって、そうではなくてこれはいわゆる「助動詞」の「だ」(ただしくは体言述語を作る助辞)の「連用形」(正しくはて形接続形)と考えるのがよい、というのが僕の意見です。これは、「ウナギ文」と業界で呼ばれているタイプの文で、次のような解釈の文の動詞(太字部分)が「だ」に置き換えられたものということです。

 「ロイヤルミルクティーを注文して、できあがりをお待ちのお客様!」

 問題となるのは、学校文法、およびその亜流の文法(日本語を教えている人たちの大半がそう)では、「だ」の「連用形」は並列構文を作る場合と「で・ある」「で・ない」のように「ある/ない」に続くもののみとしていて、接続形を認めていないことにあります。しかし、次のような文の「で」は、どう考えても「だ」の意味とはたらきを持っています。

 今年も、健康でお過ごしください。 ←今年も健康だ。
 病気で仕事を休んだ。 ←病気だ。

 接続助詞「て」を使った形式は、並列構造だけでなく、様態(「ながら」に近い付帯状況)継起的な接続、理由や目的、さらに「ている」の形その他、もっと密接な関係のものまで大変に広い領域の意味を表します。同じようなことがこの「だ」起源の「で」でもあると考えるの自然だと思うのに、そうじゃない、決めつける人がいる。困ったことです。
 ここまでが、本を読む前の考えでした。本を読んで教えてもらったことは次回に。

Fuerteventuraの写真、追加

 風景の写真はあまり撮りませんでした。きれいだと思わなかったわけじゃないんです。カメラを持って回ると、何でもかでも目にしたものを残したくなるけれど、自分のものにできるわけでも無し。そうは言っても記録に残しておかないのはもったいない、という気持ちもあってか、ほんの少し撮りました。


















 これは、島北端のCorralejoの砂丘からみた隣接する島のIsla de Lobos(左手)とLanzarote(ぼんやり見えるほう)。このDunasは東西3キロ、南北12キロほどあり、Gran Canariaのものより広く、国立公園に指定されていました。


















 El Cotilloの夕焼けと荒波。島の西側は強風でウインドサーフィンに適しているとか。

 カナリヤ諸島に住むリス。人に背を向けて視界からなくしたら、安心して食べられるらしい。動きが速くて、カメラに収まってくれませんでした。もちろんピーナッツを食べ終わったら、さようなら。





タンポポの仲間かな?葉先がとがっていて、かたそう。



これはBugloseのなかまほか、こんな感じで、山の斜面が花でうずまっていました。